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七夏ちゃんはボールを抱えて1階へ降りてゆく。突然の事で驚いた。いつもは扉を叩いてくれるんだけど、余程慌てていたのか、嬉しかったのかな。七夏ちゃんへのアルバムが、今見つかってしまわないように気を付けなければならないな。再びアルバム作りの続きを行う。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
お昼も七夏ちゃんと一緒に頂いた。おむすびと、玉子焼き・・・ではなく目玉焼きがあった。
時崎「あれ? これってさっきの双子の卵かな?」
七夏「はい☆」
見たところ、その目玉焼きの黄身はひとつしかなかった。なるほどそういう事か!
時崎「ありがとう! 七夏ちゃんと一緒に半分ずつになったんだね」
七夏「くすっ☆」
この不思議な玉子を七夏ちゃんと一緒に頂けるのは、この先、そうそう無いだろう。俺はゆっくりと味わって頂いた。
時崎「七夏ちゃん、この後、お買い物だよね?」
七夏「はい☆ お食事の後、急いで準備いたします」
時崎「そんなに慌てなくていいから。食事の後片付けは、俺に任せて!」
七夏「え? いいの?」
時崎「もちろん! 七夏ちゃんを待ってる間に、俺がお片づけを行えば効率的だからね!」
七夏「ありがとうです☆」
些細なことでも、少しずつ七夏ちゃんの助けになれるようになりたいと思う。
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