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第十幕:虹へ未来の贈り物
自分の部屋で少し考え事をしているのだが、どうも落ち着かない・・・俺は、気分転換に居間へと移動する。テレビでも見ようかと思い・・・PSとソフトに目が留まる・・・昨日も確認したが、やはりソフトのラインナップが結構マニアックだ・・・七夏ちゃんの趣味とは思えない・・・ましてや、凪咲さんの趣味・・・とは、もっと思えない・・・という事は!?
??「ただいま」
玄関から声がした。
凪咲「あら、あなた!? お帰りなさい」
台所から、凪咲さんが顔を見せる。居間に居た俺も慌てて挨拶を・・・。
時崎「あ、えっと・・・」
??「いらっしゃいませ。水風直弥と申します」
時崎「あ、と、時崎柚樹と申します」
直弥「ごゆっくりどうぞ」
時崎「あ、ありがとうございます」
声が聞こえたのか、二階に居た七夏ちゃんも、姿を見せた。
七夏「あれ? お父さん!? お帰りなさいです☆」
直弥「ただいま。七夏」
「水風」という名前から、すぐに民宿風水のご主人、つまり、七夏ちゃんのお父さんだという事は分かった。というよりも、七夏ちゃんが「お父さん」って話している。突然の七夏ちゃんのお父さんの登場に、俺は少し動揺している。
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