名古屋銃撃戦

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名古屋銃撃戦

 署長と樹里はまだ失神している。  いくら署長の命令とはいえ、男の尻に肉棒を突っ込むのは屈辱以外のナニモノでもなかった。  まぁ、いい…………それで特権階級になれるのならクソでも食ってやる。  朝野が警部補にレベルUPした!  鮪と同レベル、大津を支配出来る!  ゲイ殺しなんてどうでもいい。  バケモノが何匹死のうが俺には関係ない。  学園の賄賂事件みたいのだったらオコボレがもらえるかもしれないけどさ?鬼畜はどんどん死ねばいい。    鮪はクラベって男を尋ねた。  ゲーム会社のエライ奴だ。  ゲーマーとして潜入していた。雑用係ならすぐに雇ってくれるらしい。 「ケイオススタジオって知ってます?」 「カリフォルニア州にあるゲーム会社ですよね?」  戸倉がそこにいたのかな? 「ハハッ、よく知ってますね?イワシさんって結構な歳ですよね?」 「マグロです、37歳です」 「知ってますよ?何にも感じませんか?」 「いっ、いえ…………」 「すみません、セックスは好きですか?」 「クラベさんってファンタジックな感じですね?」 「よく言われますデヘヘッ…………ゲイって元々は陽気って意味があるんですよ」 「へぇ?よくご存知で、もしかしてソッチ系ですか?それにしても得だなぁ」  思い出せ!得だと、戸倉を韻を踏んだんだが気づいてくんないかな? 「何がです?」 「この歳で念願のゲーム会社に入れて…………得だなぁ」 「本当にお好きなんですねぇ?どんなゲームが好きなんですか?」  クソッ! 「さんまの名探偵」 「古ッ!スハダクラブの意味解けました?」 「難しいですよね?クリアできないですよ」  それにしても、昨夜の名古屋城での銃撃戦は刺激的だった。SATが壊滅的なダメージを受けている。 「得だなぁ」 「うちで造ってるスマホアプリに課金してくれたら教えましょう」 「得だなぁ」    西名はSATの新米隊員だ。城で爆音がしたとの通報で行ってみた。通報したのは大津って東京の刑事だ。 「蛭田って奴に騙されたんじゃないのか?」 「かもね?」 「ウワァァァッ!」  手榴弾が降ってきた。スーッ!ズガァァァン!! 「死にたくねぇよ!」  次々に隊員たちが躯と化していく。  大津はハサミで敵兵を次々に倒していく。  何発撃たれても大津は死なない。    
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