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君の金玉を食べたい
「剣持さん貴幸に気があるんじゃないの?」
「大津、おまえ愛知エリアから出ていけ」
「ヒッドイ~せっかく東京から来てやったのに」
「俺がおまえを愛してるってことは嘘じゃない」
いったい、ワタシを何だと思ってるのかしら?剣持に殺意を抱いた。
「滋賀に行ってもらえないか?」
「はぁ、どうせだったらここから近い岐阜がいいなぁ?それだったら貴幸にいつでも会えるし?」
「トキシマを調べてもらえないか?」
トキシマ学園は琵琶湖の近くにある。
「嫌よ」
「分からず屋だな?」
「事件なんか解決しなくていいわよ?面倒くさいのよ」
「死んでいったゲイたちが悲しむぜ?」
「死人に感情なんかないわよ」
「まぁ、上の連中は岐阜に行ってくれた方が助かるだろうな?」
「はぁ?ウチがお荷物っていーたいの?」
「だってしょうがないじゃないか!?」
「えなりかずき?ウチ、彼嫌いなのよね?えっらそーに!そもそも子役って好きになれないのよ」
「寺田心は?」
「可愛いわよね?大人の悦びを教えてあげたいわ」
「子役嫌いなんじゃないのかよ?」
「彼は特別よ」
「ひでぇよ…………」
「焼いてるの?」
「チゲーし!おまえの性癖がヒドイっていーたいの?高山以上だな?」
高山広美だっけ?高山里美だっけ?名前が出てこない。ザーメンを浴びると強力になるが、ザーメン出し過ぎると知能が低くなる。
これは科学上証明されている。
必要以上に射精し過ぎると脳に酸素が行かなくなるためだ。
「おまえあの子のこと好きじゃなかったのか?好きだった奴のことくらい普通覚えてるだろ?」
「終わった恋なんかどーでもいいよ?」
「高山ってさ?俺も含めて10人も関係持ってたんだぜ?」
「嘘でしょ!?ワタシは真剣に愛してんのに」
「1度しかない人生だぜ?いろんな種族と交わりたいじゃない?」
貴幸の横顔はどことなく寂しそうだった。
「俺、もう少しで死ぬかも知れない」
「えぇっ!?」
「金玉が腐る病気なんだって」
君の金玉を食べたい(^O^)
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