-真夏-

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「就職してから忙しくてね。頑張ったけどちょっと僕には無理だったみたいだ。暑さと過労で職場で倒れちゃってね。辞めたんだ。 まあこれからは時間もあるだろうからまた仲良くしてくれよな。」 こちらこそだ。どうやらブラック企業に務めていたらしい。大変だったんだな。私も人のことは言えないが。……転職しようかな……。 そのまま話を続けたかったが、今日はそろそろ寝るという。 ……私もかなり眠い。疲れが溜まっているようだ。 時間を見るともう深夜の2時半である。 明日も早い。もう寝よう。 別れのメッセージを送り床につく。 -2- 帰宅をし、パソコンの前に座り込んだ私は今日もネットの海を揺蕩う。 夜の2時を過ぎた頃になると彼がつぶやきを始めた。 ……よし、今日も絡んでいくか。 彼とのやり取りはとても楽しい。しかし、いかんせん活動時間が合わないのだ。 深夜の2時から30分ほど話すと私の眠気が来てしまう。 -3- それからしばらくの間、私は彼との2時から30分だけの会話を楽しんだ。 私は、画面の向こうの友人とのメッセージのやり取りに夢中になった。彼とはやはり趣味が合う。もっと長い時間話していたいが……しょうがないか。 最近忙しくてなかなかリア友と遊べてないな……。 そのうち時間を作って誘ってみようか。
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