1人が本棚に入れています
本棚に追加
「就職してから忙しくてね。頑張ったけどちょっと僕には無理だったみたいだ。暑さと過労で職場で倒れちゃってね。辞めたんだ。
まあこれからは時間もあるだろうからまた仲良くしてくれよな。」
こちらこそだ。どうやらブラック企業に務めていたらしい。大変だったんだな。私も人のことは言えないが。……転職しようかな……。
そのまま話を続けたかったが、今日はそろそろ寝るという。
……私もかなり眠い。疲れが溜まっているようだ。
時間を見るともう深夜の2時半である。
明日も早い。もう寝よう。
別れのメッセージを送り床につく。
-2-
帰宅をし、パソコンの前に座り込んだ私は今日もネットの海を揺蕩う。
夜の2時を過ぎた頃になると彼がつぶやきを始めた。
……よし、今日も絡んでいくか。
彼とのやり取りはとても楽しい。しかし、いかんせん活動時間が合わないのだ。
深夜の2時から30分ほど話すと私の眠気が来てしまう。
-3-
それからしばらくの間、私は彼との2時から30分だけの会話を楽しんだ。
私は、画面の向こうの友人とのメッセージのやり取りに夢中になった。彼とはやはり趣味が合う。もっと長い時間話していたいが……しょうがないか。
最近忙しくてなかなかリア友と遊べてないな……。
そのうち時間を作って誘ってみようか。
最初のコメントを投稿しよう!