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 何度も交わっているのだから、今更恥ずかしがることでもないのだが、カーテンの隙間から差し込む朝陽を浴びた彼女が、あまりにも綺麗だったので、思わず見とれそうになるのを誤魔化すために、小さく咳払いをした。 「なに? 俺の裸をそんなにまじまじと見つめて……もしかして、夜、あんだけヤッたのに、律子ちゃんてば、まだ足りなかったワケ?」  ニヤリと口端を上げて笑うと、ポカンとした表情で、「え?」と漏らした彼女は、すぐさま顔を真っ赤にさせた。 「ばかっ! 人がせっかく心配してるっていうのにっ! さっさとシャワーを浴びて来いっ! このエロ大魔神っ」  大きな声でぎゃあぎゃあ喚きながら、彼女が投げつけてきた枕を両手でキャッチする。 「はははっ。律子はそれぐらい元気な方がお前らしいわ」  そう言って、俺は手にした枕を律子に投げ返すと、いつもと変わらず、ふざけた態度の俺に安心したのか、嬉しそうに白い歯を見せて笑った。
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