ω出会いと再会と学校とω

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先客がいた キッーーーーーバゴーン!!! ハンドル操作が足りず、壁に激突した。 「…くそ…」 悪戦苦闘しているようだ。 そしてまたカーブに差し掛かる キッーーーーーバゴーン!!! 今度はハンドル切りすぎ 「……なんで…」 少女は不思議そうにそう言った。 下手にも程がある。 まあみたところ、自分の車も作ってないようで初心者丸出しだな。 二台あるから横で走ることも可能だが、集中できそうもないし適当にゲーセンぶらついてこの子がいなくなるの待つか。 「クソゲー…つまらない…お金の無駄…」 湾岸が…つまらない? クソゲー? いや落ち着け俺。 人それぞれ好みはある。 俺がとやかくいく権利はない。 「…もう100円入れてみろ」 はい、我慢できませんでした。 「……え」 「騙されたと思って入れてみろ」 「………」 少女は少し考え込み、100円を入れた 「まず車から。そのマツダってやつのFDって車選んで?」 「…ん…」 指示通りFDを選びいざレース画面へ 「曲がる前にどっちに曲がるかと急か急じゃないか色で判断できるから、赤以外はゆっくりハンドル曲げて。赤だったらカーブする瞬間一瞬思いっきりハンドル回して、すぐ戻すと曲げた方向に車が滑るからあとはハンドルちょんちょんって曲げながらやってみ。」 「…やってみる…」
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