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FDが走り出す。
「はい黄色だからゆっくり」
キッーーーーー
一つ目のコーナーは綺麗に曲がれた
「え、…曲がれた…」
「気抜くな、次は赤コーナーだぞ」
「…わかってる」
「はい回して、戻して」
「……こんな感じ…」
キッーーーーー
FDは急カーブも物ともせず綺麗なドリフトを見せた…
「嘘…こんな綺麗に……あなた何者な……え?」
少女が振り向くと誰もいなかった。
####################
俺としたことが熱くなってしまった。
まああの子も基本の操作がわかれば上手くなっていくだけだろう。
今はゲーセンを出て、家に向かっている。
なんか恥ずかしくなって出てきたけど、湾岸結局できなかったな。
まあ明日から学校だし、家でダラダラするか。
自分の部屋に戻ると、ベッドの誘惑に負けまたゴロンっとしてしまった、
また寝そうだなんか…
コンコンッ
ノック音が俺の部屋に響く
「あ、はい」
おばさんか?
でもパートだよな…
「お、お兄ちゃん…」
ノックの正体は杏奈ちゃんだった。
「あぁ杏奈ちゃん?どうかした?」
「じ、実は明日学校に持ってくもので足りないものがあって、この近くだと隣の駅のドンキホーテに行かないといけないんだけど、私まだ駅の行き方わすれちゃって」
そういうことか
ゲーセンの目の前だから俺は何度も行ってるしな
「んーじゃあ一緒に行こうか?」
「う、うん!!お願い!」
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