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玄関で靴を履いて座っている。
杏奈ちゃんと電車で隣の駅に行くことになり、支度もあるということで30分後に玄関でとなった。
まあ俺は出かける服装はしてたし、特に何もなかったけどね
「お、お待たせ!!」
杏奈ちゃんはお出かけ用の服に着替え、階段を慌てた様子で降りてきた。
「じゃあ行こうかー!」
「は、はい!」
駅に向かって歩き始めた。
「そ、そういえばお兄ちゃんって朝どこに行ってたの?」
「あぁ、制服とか取りに学校だよ!」
「え?制服?」
「そういえば、杏奈ちゃん中等部に通うんだよね?制服とか大丈夫なの??」
「わ、わたし普通に段ボールで宅急便だったよ?」
「え、、、まじで?」
「うん…担任の先生から」
あのやろー…
そんな他愛のない話をしていると、すぐに駅に着いた。
こんなにちゃんと杏奈ちゃんと話したのは初めてに近い…
きっかけもなかったからな
この家族と住み始めた時は俺は荒れすぎてた。
あんな俺見たら思春期の女の子は怖がるに決まってる。
今こうやって話せてることをすごいと思わなくてわ
「それでさ、今日は何買いにいくの?」
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