ω嘘と家族と妹とω

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#################### 玄関で靴を履いて座っている。 杏奈ちゃんと電車で隣の駅に行くことになり、支度もあるということで30分後に玄関でとなった。 まあ俺は出かける服装はしてたし、特に何もなかったけどね 「お、お待たせ!!」 杏奈ちゃんはお出かけ用の服に着替え、階段を慌てた様子で降りてきた。 「じゃあ行こうかー!」 「は、はい!」 駅に向かって歩き始めた。 「そ、そういえばお兄ちゃんって朝どこに行ってたの?」 「あぁ、制服とか取りに学校だよ!」 「え?制服?」 「そういえば、杏奈ちゃん中等部に通うんだよね?制服とか大丈夫なの??」 「わ、わたし普通に段ボールで宅急便だったよ?」 「え、、、まじで?」 「うん…担任の先生から」 あのやろー… そんな他愛のない話をしていると、すぐに駅に着いた。 こんなにちゃんと杏奈ちゃんと話したのは初めてに近い… きっかけもなかったからな この家族と住み始めた時は俺は荒れすぎてた。 あんな俺見たら思春期の女の子は怖がるに決まってる。 今こうやって話せてることをすごいと思わなくてわ 「それでさ、今日は何買いにいくの?」
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