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「お、湾岸あんじゃん」
少し前からハマっているカーレースゲームをやり始めた。
登録しているカードをかざすと俺の車が画面に出てきた。
エアロからステッカーまで自分の好きなように改造できるところが面白いとこだ。
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「………うっし」
画面にはランク昇格の文字。
ライバルを倒すと星が貰え、数によって段がつく仕組だ。
自分ではいうのはなんだがやりこんでるほうだと思う。
時計をみると、16時になっていた。
「もうこんな時間か」
平日の昼間ということもあり、ゲーセンはガラガラだったので気にせずやり続けたらこんな時間になってた。
そろそろ帰宅がてらの学生もくるし帰るか。
おもむろに外にでると
「やっぱかわいいなぁ」
「すっげぇ綺麗だな!」
「やっべ興奮してきた」
ゲーセンの前に気持ち悪いセリフを吐く学生服の三人組が女の子にたかってた。
ナンパか?
囲まれている女の子をみると
髪の毛がピンク色だ…それに顔だちも日本人離れした…というよりハーフか?
ズキッ
「………ッ」
彼女を見た瞬間なぜか胸が痛かった
なんだこの痛み。
「や、やめて…」
制服を着たJKが絡まれていた
「おいおい先輩にむかってそれはねぇだろ」
ガッ
三人組の一人がJKの腕をつかんだ
「嫌っ…」
「このまま連れてって前の子みたいにちょっとビビらせれば黙るだろ」
「お!いいねぇ!!胸もでかいし、期待期待!」
クズの集まりだな
「ヒック…離してよ…」
JKは泣き出したようだ。
まあ状況的に怖くはなるよな。
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