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「まあ俺には関係ねぇ」
ナンパに背を向けた。
「やっべぇめっちゃいい匂い」
「グズッ…ヒックッ」
「………クソが」
「じゃあそろそろホテル行こうか?」
「ッ!…」
「………おい」
俺が横槍を差すと、キモ三人組がひどくこちらを睨んだ。
「あぁん!?!?!誰だてめぇ!!!」
「うるせぇ声でけぇよハゲ。…その子嫌がってんだろ。離せや」
「お前覚悟できてんだろうな!?!?!!?」
「ボコボコにしてやんぞてめぇ!!!」
うるせぇ。こいつら叫ぶことしか能がねぇのか。
「三人まとめてかかってこいよ。大声しか特徴がないお三方」
「「「殺してやる!!!」」」
戦闘態勢に入ろうとしたその時
「おい!そこでなにやってるんだ!!!」
「「「ゲッ!」」」
俺以外に横槍を差す人がいるのかと思い振り向くと紺色の制服を着た、、、そう警察が自転車で二人近寄ってきた。
「やっべぇ逃げるぞ!!!」
「「おう!!!」」
警察を見たキモ三人組は一目散に逃げて行った。
警察くるなら俺必要なかったやん。
無駄なカロリー消費した。
「君たち怪我はなかったかい?」
一人は三人組を追いかけ、一人は俺とJKのところで止まった。
「ああ俺は横槍入れただけだから。こっちの女の子がひどく絡まれてたから。じゃあ俺はこれで」
疲れた。
「ま、まってください!」
帰ろうと背を向けるとJKであろう声がした。
「ん?」
「あの…ありがとう…ございます…」
「いや俺は何もしてないよ。じゃ」
「あの………名前を…!」
名前…?
「名前いうほどのものじゃないよ」
そういってその現場を離れ、家に帰った。
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「似てる……」
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