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まあとりあえずさっさともらうもんもらってゲーセン行こ
普通に登校してくる生徒とは時間が合わないように通学時間より30分早くきている。
朝辛かった…そんなもん放課後でいいだろ
門から入り、下駄箱らしきところで来賓用のスリッパを拝借し、案内図を見て職員室に向かった。
「たしか月美先生だっけか…」
コンコンコン
ガラガラガラッ
「すみません月美先生いますか?」
「あぁ私だ。」
何席か空いてるだけでほぼ先生らしき人達は揃っているようだ。
その中から俺の声を聴き、20代中盤くらいの背の高めで黒髪のポニテールにしている女の人が近寄ってきた。
「佐藤 月美だ。一応これから君の担任になる者だ。よろしく!」
「は、はあ。」
え、この人が担任なのか。
ずいぶん若い担任だな。
「そんな若いなんて照れるぞ!私を口説いてるのか?」
「え、読心術!?」
素でびっくりした。
「なんてな!勘だ!…当たったのか?やっぱり私を口説いt 「てないです。」
食い気味に否定してやった。
ってか勘でこいつ私のこと若いって思っただろって思うってやばいやつだろ。
「なんだつまらないな。」
なにがつまらないんだ。
「とりあえず制服とか欲しいんですけど。」
早く帰りたい。
「あぁそうだったな。すまんすまん。ちょっと待っててくれ。」
月美先生は机に行き、俺の荷物を…って月美って下の名前だったんかい。
名前聞かれて教師が普通下の名前教えるか?
やっぱこの先生やばいやつだ…
「これだ!」
でかい紙袋を渡され、中を見ると制服だのバックだの体操服だの学校で使われるらしき物がたくさん入ってた。
「じゃあ俺はこれで。」
「あぁ!じゃあ明日からよろしくな!」
「あ、はい。」
適当に返事をし、その場を離れる。
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「あれが狭間 渚…か」
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