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僕は意を決して笹川のもとへと向かった、とりあえず一発きつい事を言われるのは、覚悟している、あるいは殴られてしまうかも、そんな考えの中笹川の目の前まできた。
気まずい……恐らく笹川はこちらに気づいているが、パソコンに向かって、椅子に座ったままだ、最初の言葉は……
「あの……」
開口一番は笹川のほうからだった、と同時に頭上の機械のカウントが進んだ、僕はそっちに気を取られて、上を向いてしまった。
どうやらこれは他人に見えないらしい、では何故今動いたというのだ。
「昨日はすみません……」
「いや…こっちのほうがごめん、ほんと最低な事したと思ってる!許してくれなくてもいいから!」
僕は恥ずかしげもなくその場で土下座した。
「本当にすみませんでした!」
「あの……返事……まだでした……よね?」
「へ?」
力なき声で顔をあげると、さっきより赤面の笹川を見る、嘘だろ……おいまさか…………
「私で………いいんなら…その…」
笹川は顔をそらしながら、パソコンのデスクトップを指差した。僕はそれに導かれるように、パソコンをみる。
付き合って藻いいですよ。
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