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次の日、外を出てみると、今までモテないと思っていた、自分が恥ずかしくなる、意外にもカウンターは上がり続けていたのだ。
確信に変わった僕は、カウントがあがった女性をナンパしてみる事にした、もちろんこれは今までの僕にはできない芸当だ。
よし、あの子だ……目が一瞬あった時、カウントがあがったのを僕は見逃さなかった。
「あの~…もしかして僕の事、ちょっといいなって思いました?」
何とも気色悪い質問だ、自分で言っても寒気がしたが、相手の反応はまんざらでもなかった。それからというもの、僕は女性に会ってカウントを見るのが一つの楽しみになっていた。
先輩に連れられていった、キャバクラで一つもカウントが進まなかった時は戦慄を覚えたが、その他においては、うまくコミュニケーションをとるための目安にもなった。
会社に向かう電車も、退屈はしなかった、そんなある日、僕はいつもの帰りの電車で、笹川の何倍もの可愛さを誇る女性と遭遇した。
しかしこんなに人がいては誰の好意で、カウントがあがったのか確証がもてない。僕は興奮を抑える事ができず、彼女がおりるまで、乗り続けることにした。
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