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「あの!」
「何だい?」
「これってゲー「黙れ!!!」
いつの間にかバスが到着していたが、僕は突然怒鳴られたせいで硬直した、が少しわかったような気がした。新人はチームがどうとか言っていた、それはつまり到達直前の人間から、謎の答えや報酬だけを、どんな手を使ってでも奪おうとする者がいるはず、しかも数が多ければなおさら有利だ。おばあさんはそんな僕に警告してくれたのだろう。
そして、察しの悪い僕でも確信した、僕はゲームに参加している、それに到達直前なのだ。おばあさんに軽く一礼し、道路を渡り、その店のチャイムを鳴らした、もちろん三回だ。
すると鍵が開いた音がした、恐る恐る開けてみると、中は木造のカウンターが六席ほどあり、何年も放置されていたのか、テーブルも埃だらけだ。逆にカウンターの一番奥にある、黒電話は今にも鳴りだしそうなくらいに光沢がある。
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