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次の日の夕焼け頃、またあの轆轤は回っていた。じいちゃん……そこにいるんだね、いるなら返事してくれよ。僕は回っていた轆轤を手で強引にとめた。
「おい、吉彦が焼き物置いてんのはそっちの高い台座だぞ」
後ろから聞こえる父の声、だけど今回ってたのは低い方の……
「じゃあいつも、座ってるのは……」
「そっちのほうだよ、吉彦はけつ小さかったからな」
笑いだす父、僕は慌てて轆轤から手を離す。すると途端にまわりだす。じいちゃん……
一緒にテレビ見てたのか……
※一部実話
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