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「…え?」
『おい兄ちゃん』
呆然としてる俺に向けて人の形をした魔方陣が喋りかけてきた。
大樹は人違いであると言う淡い期待を込めて
「じじ…じ、自分のことですか?」
魔方陣「そうだお前だ」
「ですよねー。それで自分に何かご用件ですか?」
魔方陣「兄ちゃんも異世界に逝かないか?」
魔方陣さんは爆弾を投下しました。
「ええ!?(マ○オさん風)なんで僕まで異世界に逝かないといけないんですか!」
魔方陣「お前どこのマ○オさんだよ…いやなんかな…さっき吸い込んだやつお前の連れなんだろ?ちなみに地球と彼が行った世界は時間の経過が違うので向こうでは彼が行ってからすでに数日が経っている」
魔方陣さんマ○オさんわかるんだ…
「そうですね。時間の経過が違うのもわかりました。でもなんで自分が逝く必要があるんですか?」
魔方陣「やはり連れだったか…間違ってたらどうしようかと思ったぜ。そんでな向こうでアイツは無事勇者召喚されたんだけどな召喚された先で奴(陽輝)が「大樹が世界なんてイヤだ!こんな世界居たくない!」とか言いながら周りを破壊したりしてるんだよ…」
「やっぱり…」
そう、先ほどのもう1つの側にあまり居たくない理由は陽輝は大樹への依存が異常なのである。
~回想ですぞ~
小学3年の頃2人は出会った。当時の陽輝は引っ込み思案でその性格から回りから孤立していた。その時厨二野球少年である大樹は野球をするメンバーが足りず公園で人集めをしていた時にたまたま1人で公園にいた陽輝を見つけ大樹は…
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