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「あいつ学校で見たことあるな…よし!おーいそこに1人で居るお前!」
1人でいる陽輝に声をかけた。
陽輝「ぼ、ぼく…?」
「そうだよー!俺らと一緒にスペシャルローリングサンダー野球やらないか?」
ただの野球のことだが当時から拗らせている大樹はそう言った。
陽輝「ス…スペ…?」
「やるのかーやらないのかどっちなんだー!と言うかやろうぜ!」
陽輝「ぼ、ぼくは…」
「お前ら人数が揃ったから始めるぞ!」
もじもじしている陽輝などお構いなしに陽輝に向かって…
「最初はお前からだ!バット持ってそこに立て!打てるもんなら打ってみろー!サンダーインパクトダイナマイトぉ…ストレート!」
ただ単に小学3年生が力一杯ストレートを投げ込んだだけの球が陽輝に向かっていく。
陽輝は「わわっ」と慌てている。そして目をつむって大樹に無理やり持たされたバットを適当に降ると、パコーンと言う音と共に遠くまで飛んでいき…歩いている怖そうなおじさんにあたった。野球をしているこちらを見てぶちギレた様子で向かってくる…それを見た大樹が
「やべえ!お前ら逃げるぞ!ほらお前も早く逃げようぜ!」
と言いながら陽輝の腕をガシッと掴み引っ張るように走り始めた。
後方からおじさんが「まてやクソガキ供があ!」
と怒り狂っているが2人を含め全員逃げ切ったようだ。
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