プロローグ

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ニカッと笑い「お前やるじゃん!俺のサンダーハイパー…あれ?サンダー……わからなくなっちゃった!よく打てたな!」 技名を覚えられない小学3年の大樹。 陽輝「はは…たまたまだよ」 同学年の人たちと話したことがなく緊張してしどろもどろになって答える陽輝。 「そうだよな!俺のボールが簡単に打たれるわけないよな!でも…お前やるなあ。よし、今日から俺とお前は友達だ!また野球やろうな!」 友達になろう。生まれて初めて陽輝はそう言われた。その言葉に驚き陽輝は 陽輝「い、いいの…?」 それに対して大樹はあっけらかんとした態度で 「当たり前だろ!あ、俺の名前は大樹…柳瀬大樹だ!よろしくな!」 その短く単純な返答に陽輝は嬉しさのあまり涙を流しながら 陽輝「…うん!今日から大樹君と友達だよ!よろしくね!あ、僕の名前は白羽陽輝です」 「何泣いてんだよー」 と不思議そうに見る大樹に対して陽輝は 「へへ…」 と涙を流しつつも微笑んでいた
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