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課長の手が、あたしの机の上に乳白色のジュースの入ったプラスチック容器をとんっと置いた。
「ご褒美ではありませんが、緒方課長が予約していたので」
「あ、あのっ、でもいつも貰っては悪いっていうか……」
ドキドキして、顔があげられない。
「別に君が悪いわけではないですから。それに、私はこういった甘すぎるものは飲めませんし……、東君、のみますか?」
その提案にあたしと東君は同時に「え?」と声を上げてしまった。
「あー、俺もその乳酸菌飲料、苦手なんで。ってか、これお前の好きなやつじゃん」
「えぇ、それを彼女に聞いて予約したのですから」
「は? お前課長におねだりして買わせたわけ?」
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