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「ちっ、違うし!」
「さらに要らないとかどんだけだよ?」
「要らないって言ったわけじゃ! 栄養ドリンクは女子の飲み物じゃないって東君が言ったからっ、だからそういう話になったわけでっ」
「待て待て、俺を共犯にする気か?」
「なら、二人でじゃんけんでもして決めてください」
課長はそう言うと、それをあたしの机の上に置いたまま自分の席に戻ってしまった。
「……俺は要らねぇから」
「知ってる。あたしが貰うけど……、あれって怒らせたと思う?」
「なんで? 怒る理由がわかんねぇけど」
「そう、だよね……?」
でも、なんだかさっきの対応が冷たく感じたのは気のせい、だよね?
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