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「――くっ、……はっ」 次の瞬間、課長の真っ白な欲があたしのお腹の上に吐き出される。 あぁ、ナカでも良かったのに。 なんて考えてるあたしの思考はもうトロトロでまともじゃないだろう。 ううん、体がふわふわしたままでうまく動けなくて、だらしなく裸体を隠すことなくさらしてるあたしはまともなはずもない。 そんなあたしのお腹を綺麗にふき取って、課長が隣に倒れこんできた。 お互い荒い息で、それがなんだか笑えて幸せで、あたしが課長の胸に顔をうずめると、彼の腕はあたしの背中をそっと抱きしめてくれた。 顔を上げて、もう一度キスをする。 熱っぽいキスを繰り返して、唇を離すと少しむつかしい顔をした課長がいた。 「穂積さん、君は――」 「真由。真由でいいです、課長」 今だけでもいい。課長のモノになりたい。 「彬だと言ったでしょう? 真由」 名前を呼ばれてキスなんてされたら、またあたしの体はうずき始める。 お互い汗ばんだ体に手を伸ばして、お互いの体を貪りあう。 敏感になりすぎたあたしの体は、彼の指で唇で体で何度もイって、いつ眠りに落ちたのかすら記憶になかった。
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