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あたしの肩を押さえていた手が、下へ滑りおちてカットソーの裾を掴んだ。
あ、今日の下着ってちゃんと上下おそろいにしてたっけ?
暗い場所ならともかく、こんな煌々とした照明の下で変な下着なんてーー。
「ちょっ、まっ」
「今更無理」
なっ? それってどんな四文字熟語なんですか!
なんてツッコミを入れる余裕もなく、課長の右手がカットソーを捲し上げた。
確かめたのは自分の下着。
……大丈夫。
勝負下着ではないけれど、今日はちゃんとおそろいだ。
「何考えてる? 余裕だな」
「え? あっ」
背中に回された手が器用にホックを外すと、右手でブラは引き下げられてあたしの胸は簡単に顕になった。
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