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「パンストを脱がすのは得意じゃないんだ」 「え? あっ!」 耳元でそう囁いた次の瞬間、ぷつんとストッキングに電線が走ったのがわかった。 その僅かな感覚ですら、あたしの背中はぞくぞくしちゃうのにーー。 「んあっ! ーーっ!」 下着の上から、秘口をなぞられて身体は勝手にイッてしまった。 「まだ直接触ってないのに」 耳元でクスリと笑う声に、腰が抜けそうになって必死になって背中にしがみついた。 「立てないなら、ベッドに行こうか」 「ひゃっ」 言うのが早いか、抱き上げるのが早いか。 俗に言うお姫様抱っこをされて、あたしは課長の首元に腕をまわした。 これからのことを考えると、ごくりと生唾でも飲み込んでしまいそう。
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