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「悪い。ゴムがない」
きっと、あたしを大切に思ってくれているからこその言葉なのに、そんなふうに受け取れない自分がいる。
この行為は不倫だから？ 課長にとっては浮気だから？ 子供が出来たら困るから……？
「大丈夫、ピル飲んでるから」
だからあたしは平気で嘘をつく。
だって、このチャンスを逃したら二度目はない。
「前からずっと飲まされてるから、大丈夫」
彼はあたしが不倫していたのを知ってる。
相手が最低な男っていうのも知ってる。
あたしが軽い女だって、思ってるから。
あたしは手を伸ばして彼の頬を捕まえて、キスをした。
するとあたしの右足を抱えて――。
「ああっ！！ あっ……、んぁっ！」
課長が、あたしのナカに一気に入ってきた。
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