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あたし、課長と寝ちゃった……。
しかも相性がめちゃくちゃ良ったなんて、何度やったかも覚えてないなんて……。
エッチだって体の相性がある、とは聞いたことあったけど今までそんなのは都市伝説みたいなもんだと思ってたのに。
向こうはどうおもってるか分からないけど、最高に気持ちよかった。
ただ課長が上手なだけで今まで付き合ってた男が下手って可能性もあるけど、とにかく気持ちよかった。
「なんて余韻に浸ってる場合じゃ」
「目が覚めましたか?」
「ぎゃあ!」
突然開けられるドアに思わず悲鳴をあげると、少し驚いた表情で課長は動きを止めた。
「……ノックすべきでしたね。自分の家なので失念していました」
「い、いえっ、あたしこそ叫んじゃって……、その、すみません」
ここはどう考えても課長の家で、しかも自分の寝室なんだからノックなんて必要ない。悪いのはここに入り込んで眠りこけてるあたしで……。
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