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荷物を肩にかけてスーパーを出た。 日は落ちてほんのり薄暗い。 周りを見ても知り合いなんていない。 スーパーのある通りから一本中に入ると、もうそこは住宅ばかりで歩いてる人はいない。 そんなことを確認してる自分がバカすぎて思わず苦笑いしてしまった。 貰った鍵を使ってマンションのエントランスを抜ける。 エレベーターに乗ってアキさんの部屋の前まで来た。 「お邪魔、しまぁす」 そっと開けたドアから光は漏れてこない。 当然だ、アキさんはまだ会議中なんだから。 でも……。 そんな考えにあたしはまるで泥棒のように音を立てずにドアを閉めた。
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