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土曜の朝、目覚めるとアキさんはいなかった。 「アキさん……?」 彼を探して、毛布をまとってリビングに行くとテーブルにはメモが一枚。 『会社に行ってきます。夕方には戻ります』 まるで業務連絡なんだけど、そこがやっぱりアキさんらしくてあたしは笑ってしまった。 脱ぎ散らかした服はきちんとたたまれてソファに上に。 下着に至ってはまたしても洗濯までしてくれるのだが、そのそばには先週着ていたシャツまで用意してるという完璧っぷりだ。 「着替え、持ってこようかな……」 さすがに何度も彼にパンツを洗ってもらうのは恥ずかしすぎる。 恥ずかしいを通り越して、羞恥プレイ以外の何物でもない。 「……ダメ、だよね」 そう呟きながらあたしはアキさんのシャツに袖を通した。
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