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今夜は一緒に飲みたかった。 だって、多分今日は特別な記念日になるはずだから。 「カンパーイ」 二人でぶつけるのは缶ビール。 だけど、どんな高価なシャンパンよりも美味しく感じる。 「ほら、食べなさい。痩せすぎです」 「はーい、あ、アキさんビール持ってくるね?」 ピザも届いて二人でくっついて食べて飲んで、こんな楽しい夕食なんていつぶりだろう? 「ソースがついてますよ?」 アキさんがそう言って、あたしの口元をぺろりと舐める。 それが合図。 ふわりと重なる唇、何度も重ねると段々深くなって、お互いを求め合うように舌を絡めた。 「ひゃんっ! あっ……」 耳たぶを甘く噛まれて、甘い声が漏れる。
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