373人が本棚に入れています
本棚に追加
/1312ページ
「とにかく、このままムウ神殿まで連れて帰って様子を見たいんですけれど……」
「……けれど?」
「ティアリ様が王宮から居なくなれば、騒ぎになるでしょうね……」
「そっか」
「……」
「いや、大丈夫。私が王宮へ行って母さんに話して来ます。何か上手い事言って……」
「上手い事……?」
「ラメ……えぇっと神官長様、心配しなくても大丈夫ですよ」
「無理に名前で呼ばなくてもいいです……何か、心配ですね……」
「神官様、そんなこと言っていられないでしょう?……ナルディ、一緒に王宮へ行こう!」
「えっ?私もご一緒していいんですか?」
「そうだアフメス殿。王墓はどうでしたか?何か、心境の変化など?」
最初のコメントを投稿しよう!