53 愛のカタチ

24/31
前へ
/1343ページ
次へ
フェルキアと侍女は、水場から寝室へと戻った。 「少し休まれてから、お召替えを致しましょう。フェルキア様がお訪ねになる旨、私が伝えて参ります」 「……」 侍女が部屋を出て、フェルキアは一人、ベッドに戻った。 冷めたスープを横目に、ひとり、お腹に手を当てた。 どうすれば良いのか分からない 自分が傷つくか ラタルナ様が傷つくか どちらかしか、無い いつか迎えに行くと言った ジュセルは来てくれるだろうか その時が来たら 私は―――――――
/1343ページ

最初のコメントを投稿しよう!

373人が本棚に入れています
本棚に追加