53 愛のカタチ

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「は……ラタルナ様……どうして、こちらに…?」 「?どうしてって、妻の部屋に来るのはおかしい?」 「いえ、あの、私の侍女が、そちらに参りませんでしたか?」 「ん?いや。どうして?」 「……」 「何か用事があったの?それならちょうど良かったじゃない」 「……」 どういう事? たまたまこのタイミングで来たの?ひと月ぶりに? それとも、侍女が訪問したことで何かを察知した? 「……フェルキア、中に入っていいかな?」 「あ、はい。も、もちろん」
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