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「え?何が似てないって?」
アフメスがキョトンとして聞いた。
「お前の親父さんとお袋さんに。本当に親子なのかなって、オレいつも思ってるけど」
「はぁ?急に何てこと言うんだ。親子に決まってるじゃないか。父さんが少し歳いってるだけだ!」
アフメスは目を剥いて言った。
「あぁごめん。要らん詮索・・・。じゃあオレ帰るから。お前はムウ神殿へ行って優勝の報告しろよ」
ワセトは苦笑して帰って行った。
(全く、一体なんだって言うんだ。急に変な事言ってケンカ売ってんのか)
アフメスは頭に血が上りかけたが、一呼吸して落ち着いた後、優勝商品を受け取るべくムウ神殿へ向かった。
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