22 すれ違い

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(キスじゃなくて、優しく抱きしめて欲しいのに…ラメスは私の気持ちを分かってないわ) 不満はあったが、ティアリは彼に触れたいと思う気持ちに抗えなかった。 「わかったわよ」 ティアリはゆっくりと唇を近づけた。 「あっ……ん…」 唇を近づけたつもりが、逆に口づけられ、そのままベッドに倒された。 「あっ…ダメよ。私、まだ……」 部屋の外で足音が聞こえた。 「失礼します!!」 再び、医務室の外から声を掛ける者があった。
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