2 アフメスのお父さんって・・・

4/9
前へ
/1347ページ
次へ
「ええっ!!何だ、あれ・・・」 ムウ神殿に向かって走っていくアフメスは、見慣れない柱に目を奪われた。 その柱は高さが20m程もあり、ムウ神殿前にそびえ立っていた。 「柱というより棒?石で出来ているのか・・・でもこんなものあったっけ・・・?いや、無かった。一体いつの間に・・・」 アフメスは一人でブツブツとつぶやいた。 ムウ神殿の塔門には一人の神官が立っていた。 「お前がアフメスだな。中へ入れ」 アフメスは神官に導かれムウ神殿内へ進んだ。 薄暗い神殿内には香が焚かれ、ひんやりとした空気がアフメスにまとわりついた。 歩を進める毎に、重い空気を感じた。 (・・・何か嫌な感じがある。行ってはいけない・・・・気がする) アフメスが軽いめまいを感じた後に、神殿奥から強い光が差した。 「!!」
/1347ページ

最初のコメントを投稿しよう!

374人が本棚に入れています
本棚に追加