374人が本棚に入れています
本棚に追加
「ええっ!!何だ、あれ・・・」
ムウ神殿に向かって走っていくアフメスは、見慣れない柱に目を奪われた。
その柱は高さが20m程もあり、ムウ神殿前にそびえ立っていた。
「柱というより棒?石で出来ているのか・・・でもこんなものあったっけ・・・?いや、無かった。一体いつの間に・・・」
アフメスは一人でブツブツとつぶやいた。
ムウ神殿の塔門には一人の神官が立っていた。
「お前がアフメスだな。中へ入れ」
アフメスは神官に導かれムウ神殿内へ進んだ。
薄暗い神殿内には香が焚かれ、ひんやりとした空気がアフメスにまとわりついた。
歩を進める毎に、重い空気を感じた。
(・・・何か嫌な感じがある。行ってはいけない・・・・気がする)
アフメスが軽いめまいを感じた後に、神殿奥から強い光が差した。
「!!」
最初のコメントを投稿しよう!