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宰相は更に疑問を投げた。
「ファラオはヒッタイト出身だ。戦争など起こすだろうか……やはりファラオに指示を仰ぐべきでは…」
「王女がさらわれたんですよ?ファラオは立場上、黙ってる訳には行かない。我々がここで話を止めなければ、引き返せない事態になる」
「あっそうだ……リシアが本気なら、ファラオに直接、王女誘拐の旨を伝えるかもしれないな……すぐ王宮に手配して止めさせよう」
「……じゃあ、私はどうすれば良い!?」
ヨークは待ってましたとばかりに、ニヤリとした。
「あなたの出番ですよ」
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