初めての森

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その後、お魚をどうするか…と言う話になりました。 父さんにもどうしても見せたい!と言うゼノ君の言葉でとりあえず、今朝私がソワソワの当てつけにいっぱいにした水瓶の使用許可が降りたので、そこに入れます。 うーん、見れば見るほどナマズに似ていますね…。 「 お母様、このお魚は何ていう名前なんでしょう?」 「 …わからないわ…」 まだ少しボーっとしているお母様から、ミーンさんに視線を向けましたが、首を横に振られてしまいました。 「 そんな事より、さっさと体を清めて着替えてらっしゃい。」 「 ゼノもよ!」 2人の言葉に頷き、早速お風呂…と言っても大きな桶の中で小さな桶で水を被り、濡れタオルで体を服だけですが…を済まして着替えました。 私が出る頃には、一旦自分の家に帰ったゼノ君も戻ってきました。 全員の着替えが終わる頃にはお母様達も落ち着いていて、魚をどうやって捌くかの相談をしています。 それもそうでしょう…魚なんて滅多に取れない世界ですし。 しかし、幸い私は前世で見た釣り番組で捌き方も心得ています。 提案する形で横から口を挟ませて貰えば何とかなるでしょう…。 そう思っている内にお母様達の話もまとまってきて、今夜はゼノ君の御家族と家で一緒に晩御飯と言うことになりました。
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