epi.3

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けれどその麗しい表情が、タイチさんがブラを下げ、直に胸を包んだことで少し歪んだ。 戯れが終わり、また快楽を引き出すような触れ方に戻っていく。 指の合間から、愛実さんの白い肌に似合う桃色の胸の突起が覗いた。 タッちゃん、とねだって腰をよじれば、優しかった指が突然きゅっと先を摘まむ。 指の間で擦られ、愛実さんの息がどんどん荒くなっていく。 片方の手を離し、タイチさんはそこに唇を寄せた。先ほどのキス以上にゆっくりと、胸の先に舌を絡めるようにしてねぶる。 「んっ・・」 指先と舌で責められ、愛実さんは眉を寄せて身体をあちこちにくねらせた。 普通のAVだと、こういうのは女優さんの演技って言うけど、今は本当に感じてるんだと思う。 同じ女だからわかる。あんな愛撫を受けたら、疼くのは当然だ。 奥にいるスタッフさんも、目を潤ませて2人を見ている。 やがて胸をいじっていた手が、そろりと下に向かって降りて行き、スカートの裾を手繰った。 打ち合わせどおりなのか、自然と反応したのか愛実さんが腰を上げ、まくるのを促す。 レースのショーツから、すらりとした綺麗な足が伸びている。 タイチさんはそっと愛実さんの身体を後ろに押し、座った体制のままソファの背もたれに沈めた。 大人しく従う愛実さんは、目をうつろに漂わせ、次への期待に備えている。 膝裏を持って折り曲げ、ソファの上に乗せると、愛実さんの喉がこくんと動いた。 「この体制辛い?」 「ううん・・」 目を閉じて首を振ると、タイチさんがほほ笑んで、頭を撫でる。いちいち優しくしてくれるところが憎い演出だ。 そうしてきゅんとさせておいて、一気に快感の扉を開かせるのも。 お腹の辺りを何度かくすぐってから、指先が核心へと迫っていく。 ショーツの上からぐっと指を押し込ませたところで、私も息を飲んだ。
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