歪な淫夢

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 あれから一体何度この”夢”を見ただろうか。  僕と姉さんの夜だけの関係。正に夢の時間。 「俊……俊……可愛い俊……私の俊……」  姉さんは僕を仰向けからうつ伏せへと転がす。そして上から覆いかぶさる。 「今夜も夢を楽しみましょう」  耳元で唾液の粘着音がした。細い舌が耳を一舐めすると、穴の中へ入り込む。  脳にまで届くのでは無いかと思う程姉さんの舌は長かった。粘着音が頭の中に響き、その卑猥さに声が出る。 「んんんっ!」  ぬちゃ、と音と共に舌が引き抜かれる。 「声を出しちゃ駄目」  姉さんは僕の猿轡を、手足の拘束を一層キツくした。 「これで声を出したくても出ないでしょ?」  じんわりとした快感に脳が浸り、僕は姉さんの言葉を理解できなかった。  だがすぐに抓られた乳首の痛みが、強制的にそれを理解させた。  僕は声をあげた。悲鳴に近かった。だが出たのは豚のような鼻息だけだった。 「とっても可愛い鳴き声……」  姉さんはズボンと下着を一気に下ろす。  すでに起立した僕のものが馬鹿みたいに跳ねた。 「俊……俊……わたしだけの俊……」
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