第3章

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二人はマグリアに向かうため村を出た。 村には許可書がないためジョニーに見せてもらうことにした。 「これが許可書ね」 これがジェニファーの一言。 「人から奪っておいて感想それだけかよ」 「奪うなんて人聞きの悪いこと言わないでくれる?」 「あんたに、貸してもらったの」 「横暴だ」 「あ、そういえばゴールデン・PERMITでしか入れない国があるの知ってる?」 「知らない」 「本当何も知らないのね、私も詳しくは知らないんだけどそこの国は楽園らしいのよ」 「まあ、ゴールデン・PERMITを手に入れる方法が難易度高いからほとんどそこの国の文献はないのよね~」 「どういうことだよ?」 「ゴールデン・PERMIT持ってる人があまりいないからそこの国へ行ける人が少ないってことよ」 「不思議な国なんだな」 「もういい。疲れるわ」 「そういえばさ、あんたの夢はなんなの?」 ジェニファーな聞いた。 「俺は様々な国に行って冒険したい」 「ゴールデン・PERMIT無くても普通の許可書さえあれば様々な国にいけるじゃない?どうしてゴールデン・PERMITにこだわるの?」 「普通の許可書だと滞在期間が決まってるだろ?でもゴールデン・PERMITだと滞在期間なしに楽しめるからだよ」 「そんな理由か笑笑」 ジェニファーは苦笑した。 「でもゴールデン・PERMITでしか行けない国もあるのか。良いこと聞いた!」 「噂よ、うわさ」 「そっか、飯にしよ~~腹減った~」 「切り替えはやっ。笑笑 2時間前に食べてきたばかりでしょ」 「腹減ったもんはしょうがねえだろ」 「じゃ、この先の川に行って魚捕まえましょ」 (マグリアから遠ざかるけどリーダーがお腹空かしているなら仕方ないわね) 400メートル先に歩くと川があった。川で少年が魚を素手で捕まえていた。少年が捕まえた魚は10匹を超えてクーラーボックスから溢れていた。 ジョニーが「その魚くれよー」 「やだね」と断られてしまっていた。 するとジェニファーが 「君一人なの?」と聞いた 「そうだよ、お母さんが風邪で寝込んでいるからいっぱい食べさせて元気にさせるんだ」 「偉いね。良かったら私達もお手伝いしようか」 「あげられるものなんか何もねえぞ」 「そんなのいらないわ。そのお魚持って行くの大変でしょ。このお兄ちゃんが持って行くわよ」
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