第3章

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「あいつを気絶させてちょうだい」 不機嫌な声でジョニーに言った。 「はい。」 (逆らったら何されるかわからないな) 「夜紛れて手下達を1人1人撃破して行くのが作戦よ」 (もしも何かあったらあの落とし穴を使いましょうか) ジョニーは手下の元へその1人を行き手刀で気絶させた。その間ジェニファーは戦いを有利にするためアジト周辺に細工をした。 「地の利さえ良ければ数がいてもどうにかなる」 これがジェニファーの持論であった。戦略家としての片鱗を見せ始めた。後に語り継がれる事になる。 ジェニファー敵の本拠地でありながらそれを逆手に取り自分の戦いやすい場所に作った。この行為が少年の心をゆるった。 「この姉ちゃんすげえ」 落とし穴に加え木々を沢山のワイヤーで金網のようにし、アジトを囲った。その金網に飴玉ぐらいの大きさの煙玉を吊るし盗賊が殴られ金網にあたりその煙玉に大きな衝撃が加われば煙になり良い目くらましにもなるし、相手の思考を一瞬遅らせることができる。 ジョニーにその事を伝えると「分かった」と言った。 盗賊達 「あいつ戻って来るの遅いな」 頭 「ちょっとお前見てこい」 「へい」 アジトの外で倒れている仲間を見つけた。 「お、おい大丈夫か」 その瞬間後ろから強い衝撃が加わりその手下は倒れた。 アジト内では手下が戻って来るのが遅いので頭が、手下3人を見に行かせた。 「お前ら行ってこいや」 アジトを出て手下3人は警戒しており、辺りを見回した。 するとアジトの周辺には何もないのだ。さっき気絶させた手下達もいない。 「3人なら余裕~」 前に遭遇したスキンヘッドの手下共は戦いに慣れてないチンピラである為20人を1分で終わらせることが出来たが、今回の相手は手練れである。が手練れであっても3人なら余裕である。 ジェニファーが金網につけた煙玉を引きちぎり盗賊に投げ、混乱してる中3人のみぞにパンチをした。戦闘不能になった。 「グッは」3人とも声を揃えて言った。 「お前ら、やられる時3人とも同じことを言うのかよ。気持ち悪いな」 「さて残す相手は奴だけだな」
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