第3章

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「やれるもんならやってみな」 すると牛は薬を飲んだ。 「くらえ」 ジョニーに向かってドロップキックをした 「え、筋肉痛じゃないのかよ」 「この薬はな、俺の細胞を活性化させるんだよつまり、筋肉の超回復」 (副作用もあるが、、これは使いたくなかった。) 「そんなのありかよ」 (でもあいつさっき助走してドロップキックする時地面を15回蹴っていたのが分かった。俺だって毎日千回スクワットしてるからできそうだな) 「やってみる価値はある」 「どうした怖気付いたのか」 「まさか~~」 地面を15回蹴った。相手の懐に入りパンチを繰り出した。 「なん、だと、あいつ、もしかして」 「お前の足技使わせて貰った。コツは覚えた」 「こいつはすげえな俺の足技二回見ただけで」 (戦いのセンスは俺が見た誰よりも持っている。1000人に1人の逸材かあ。今のうちに潰しておかないと後々厄介になりそうだ) 「褒めてくれてありがとさん」 「行くぜ」 ジョニーは地面を蹴りパンチラッシュをした。牛は吹き飛びジェニファーが仕掛けた金網に引っかかり煙玉を食らった。 牛が一瞬怯んだ隙に急所を心臓目掛けた腰の入ったパンチを繰り出した。 2人は闘いを楽しんでるようだった。 それを見た、ジェニファーと少年は圧巻されていた。 が、しかし戦いは一瞬で終わった。2人は向かい殴り合おうとした瞬間牛は薬の副作用により動きが鈍った。ジョニーはそれを見逃さず正拳突きを食らわせた。 「ぐはっ」 牛は腹を抑えうずくまっていた。だか、うずくまって動いていた矢先落とし穴に落ちたのだ。 それは深い落とし穴で5メートルはある。 「さっきの薬の副作用か、この喧嘩俺の勝ちだな」 「ネックレス返して貰うぜ」 ジェニファーは驚いた。前戦ったときは、柔術で相手を倒したのにも関わらず、正拳突き食らわせたことに、、、 「ねえ、ジョニー、いくつ武道を極めたの?」 「わっかんねえこの世にある武道全てかな」 「全て?」 「全てだよ。俺の師匠が全て覚えろって。自分オリジナルの型を作れって言ってたんだよな」 「あんたの師匠怖いわね」 「ジェニファーも怖いけどね」 「あん?」 (やべえ、条件反射でつい言っちまった) 「そういえばさ、特殊能力の使い方にはなれた?」 話を変えた。 「まだだけど、」 「そっか!」 「オリジナルの型できたの?」 少年が聞いた。
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