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ハリーの家を出た後、、。マグリアに向かっていた。その道中
「ねえ、ハリーを本気で殴らなくても良かったんじゃない?」
「男と男の決闘に手加減なんて失礼だろ」
「はあ?相手は子供よ?」
「それでも覚悟を持った男の前で手加減はできない」
「何よかっこつけちゃって」
(こいつ中身はちゃらんぽらんだけど、こういうとこをしっかりしてるのよね、結局ハリーを子供扱いしてたのは私だったのか)
2人で話してるうちにマグリアに着いた。警備兵に許可書を見せ書類を貰った。 そこには、マグリアへようこそ。ぜひマグリアを観光してくれたまえ。滞在期間は3日。
たったこれだけだった。
マグリアは洋風な国である。
「この街広いし3日じゃ観光できないじゃない。宿の前にお金稼がないと、いい日雇いの仕事ないかしら」
探していても仕事1つ見つからない。気分転換に図書館に行った。ジョニーは図書館のテーブルで呑気な顔で寝ている。すると、1つの本を見つけた。
「ん、、、これは!」
そこにはゴールデン・PERMITについて記された本であった。一般の図書館にこのような本は置いていないのだ。王宮にあるはずの本なのである。
「なんでこんなとこにこれが、、、」
本を開くとゴールデン・PERMITの使い方や入手方法がきっちりと記されていた。が、一部破られていた。何者かに破られていたのである。そのタイミングと同時にブザーが鳴った。
「王宮の本が持ち去られた。繰り返す」
このアナウンスで近くにいた警備兵が2人を取り囲んだ。
ジェニファーは、気づいた。
(これは罠だわ)
手を挙げ、寝ていたジョニーを起こした。
「ん?朝か?」
しかし、辺りを見回しまた寝てしまった。
「お前は馬鹿か!!!」
「大人しく捕まれ悪いようにしない」
警備兵の言う通りにし王宮の前に連れてこられた。ジョニーは目を覚ました。
王様に「本を盗み、このページを破いたのはお前達か?」と尋ねられ
「違います。」
「違う。」
2人口揃えて言った。
「賊には見えぬな。一度身体調査をせい」
2人からは何も出なかった。
「んー、破いた本の一部をどこかに隠したのかもしれん」
「私達はそんなことしません。」
「信じられないな。では真犯人を捕まえ我の元に連れて参れ」
「分かりました。」
ジェニファーはそう言った。
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