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始業式当日彼女を見つけた。 当然といえば当然だった。彼女しか探していなかったのだから。 「やったねナナ、同じクラスだよ」 彼女の友だちらしい女子がそう言った。 「うん」 そう言った彼女の笑顔と張り出されたクラス名簿が僕の脳をユサユサと揺さぶった。 そこには彼女の木崎ななと僕の柚木零央という名前があった。
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