うぜえ文化祭

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俺がわめいていると、ローファーが飛んできて俺の顔面に直撃した。しかも何個も靴が飛んできた。俺は、校庭の片隅、しかも校舎側を歩いているだけで靴が飛んでくる現実に絶望した。ごめん、と言ってきた女どもは欅坂46の『エキセントリック』ダンスの練習をしていた。くそが!てめえら欅坂よりはるかに不細工じゃねえか! 「もう15cmほど左だったらうまく避けられたのにな。だが、良かったじゃないか。女子の靴を顔面に受けるという体験は君にとっちゃご褒美だろう」 そう言って女は、俺に向かってローファーを投げてきた。俺はすかさずこのローファーをキャッチしたが、女がもう片方のローファーも投げてきたのでまたもや顔面に黒い革靴の足跡をつけるはめになった。くそが! 「俺はMじゃねーんだよ!正解の品にくせえ革靴なんかいらねーんだよ!」 そう言って俺は女の靴をその場に投げ捨てた。女は靴下のまま下駄箱に向かう。くそが!俺がてめえの靴を持っていってやるほどやさしい人間だと思ってんのかよ! 「第2問だ。君は、私がいるこの下駄箱まで靴を持ってきてくれるか?私が君に投げつけたローファーを持ってきてくれるでしょうか?」 目が座ってる。この女はいつも目が座ってる。この目つきの悪さ!だからてめえは男にも女にも好かれねーんだ、クソが! 「答えはこうだ!バカ野郎!」 俺は、女の靴をわざわざ拾いに行って2足まとめて下駄箱の女に向かって投げつけた。女がうまくキャッチしたことが余計に腹立たしかった。てめえも顔面ローファーやれよ!俺だけがキャプつばの石崎くんじゃねーか!しょうもねえツッコミさせんなカス! 「ちょっと不正解だな。紳士なら女子の靴を揃えてもってきてくれるもんだろう?だから君はモテないんだ」 「てめえに言われたくねーわ!」
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