1 幸せな日常

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「――ぬぁあ!!」 「……はいまた、俺の勝ちー」 「もぉ、なんでよっ、ちょっと! 僕のキャラふわふわ浮かぶのに何で飛ばされちゃったの!」 「何でもかんでも吸い込めば勝てる訳じゃねーよ」 「絆のキャラ、強すぎ」 ご飯を食べ終わると、絆くんは相変わらず梨世のご飯は美味しいと褒めてくれた。 映美さんはどうやって作るのかと作り方を聞いてくれたから丁寧に教えてあげた。 そして今ふたりはいろんなゲームの人気キャラが選べて、ステージ上で戦って相手をステージから吹っ飛ばすゲームで対戦をしている。 %の表示が増えてしまうほど、吹っ飛ばされやすくなってしまうらしくって、尚くんは超弱い。 「もぉ!」 「……尚、そのキャラ意外と強いはずなんだが」 「ぷくぷくしてるときの顔が梨世ちゃんに似てるから選んだのにーっ!!」 「えっ!? 尚くん……変態」 だったらおんなじ丸いピンクでも目がおっきい歌うやつの方が良かったなぁ……。 絆くんが使ってるキツネ人間みたいなやつはどことなく絆くんに似ているなぁ。 「そういえば、映美さん、お酒も煙草も今日はいらないんですか?」 「えっ、あ……や、やめたのよ!」 「……嘘っ……もしかして?」 「……うん」 まさか…………!
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