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「絆も行くの?」
「俺と映美はまだ結婚してること世間に言ってねぇし、一緒には行けないかなぁって」
「僕と梨世ちゃんと行けばいいじゃん」
「そうだよ! 絆くんと映美さんも一緒に行こ? もうファッションショーの時にふたりとも登場してるんだし、うちら4人で一緒にいるのは変じゃないでしょ」
「梨世ちゃん可愛い」
ん?
今関係ない一言入ったけど気にしないでおこう。
「……せっかくふたりでお出掛けされる予定だったのに悪くないかしら?」
「全然気にしないでください、それに僕と梨世ちゃんは……ふふ」
「また変なこと考えてやがる、全く尚は」
そんなこんなで明日も4人で過ごすことが決まり、絆くんと映美さんは元々今日はうちのマンションのゲストルームに泊まっていくことになってたから、一度見送って、明日を楽しみに待つことになった。
――パタン
「さて」
「さて?」
「僕のデザート」
「?」
「いただきます」
「ひゃっ!?」
ふたりが玄関から出ていってからものの数秒、尚くんは私の手の自由を奪って、服を着たまんまお風呂に連れていかれた。
――シャァァア
「えっ、尚くん!? 服……濡れちゃう」
「一度試してみたかったんだよね、服をびっしょびしょに濡らしてから脱がすの」
「!?」
「透けてんの、興奮する」
「えっ、ちょっ、やっ……」
ダメだ、尚くんにはやっぱり逆らえないの。
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