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本日3回目の尚くんとのセックスは、今までとは違ってすごい羞恥心に駆られて、どうしたらいいかわからないほどに、焦がれた。
「やめっ、やめ……」
「ふふ」
濡れたシャツから覗く、尚くんの鎖骨と水が滴る乱れた髪が綺麗すぎて目をそらせなくて……息が、苦しかった。
どうしてそんなに、美しいの。
ねぇ、どうして?
「尚くん……すっごく、綺麗」
「梨世ちゃん……僕、オトコだよ?」
「男とか女とか、関係ないの」
「えっ」
「尚くんていう、イキモノが……世界一綺麗」
「ふふ、ありがとう」
尚くんて、きっと芸術品だと思うの。
尚くんみたいな人は世界に誰一人としていない。
だから、私はそんな人に想われて世界一幸せ。
「……な、お、くんっ……もう、無理っ」
「ねぇ、僕の目を見て。そらしちゃダメだよ。まばたきも許さない、泣いちゃダメ、喘ぐのは、イイよ?」
「む、無理っ……」
「あーあ、梨世ちゃんてば。まばたきしちゃったし、泣いちゃった、どんなお仕置きをしようかなぁ、ふふ」
「ぅっ……ぐすっ……あっ、ぁう……」
「この花柄のレースの下着、ソソる」
「……んっ、ぅ」
「シャワー、またかけちゃおうか」
「やだっ、やだぁ……」
もう、どうなったかわからないくらい水浸しになってお風呂の中の酸素の少なさに意識が朦朧として、結局、また私は尚くんに全身をいたぶられてしまったの。
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