1 幸せな日常

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――「っあ、いやっ……」 ほら、やっぱりだよ。 こうなるって思ってたよ、尚くんだもん。 「ふふ、ねぇ、後ろから突かれるの気持ちイイ?」 「あっ、あっ……」 「あ、締まるっ……イイよ、梨世」 「……痛いっ、あっ」 背中に、歯をたてないで。 腰に、爪を食い込ませないで。 髪を引っ張らないで…… 痛いよ、痛い…… あのあと私はベッドの上で、ピエロに思いきり荒々しく食べられるように求められてるの。 ねぇ、尚くん。 冬なのに、カラダが火照って熱いよ。 「こっち、向いて」 「はっ、あっ……はぁ、はぁ……」 体勢を変えて、見つめ合った時には尚くんの額にも少しだけ汗をかいてるのがわかって私で感じてくれてるんだって嬉しくなったの。 ねぇ、もっともっと、ちょーだい。 両手を伸ばして尚くんを掴むように求めると、彼は私の足を開いて、更に激しく突き刺してきた。 「ゃんっ!」 「あ、梨世ちゃん……キュってしてる、ナカ」 尚くんのが私のナカで好きなように遊んで、蠢いて、彼のカタチを今日も私に伝染させる。 だけど。 赤ちゃん、絶対お腹の中で揺さぶられてる。 大丈夫だよね?ね? でもお腹おっきくなったらあんまり出来ないし……お願い……今は尚くんを好きなだけ感じさせて。
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