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「そうだっ!あたしね、ブレスレット作ってきたのっ」
「…えっ?」
香織に突き出されたのは二つの銀色のシルバーブレスレットだった。
作って来たのを疑いたくなるような売っていそうなもので香織は目を瞬かせる。
「あのね、此処にほら、名前彫っといたの。香織はあたしの名前の持ってて、あたしは香織の名前の方持ってるから」
「…う、うん」
「何年経っても絶対忘れないでしょ?うちら、ほら、親友だから…ってか忘れたら殺す。」
「ちょっ優華さんっ?殺すってあんた…!」
明るい声を出して笑う優華に香織も笑顔になってソレを受け取った。
シルバーに光るブレスに優華の名前がローマ字で入っている。
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